HITランド代表 西田でございます。
あらためまして、
あけましておめでとうございます。
2021年も何卒よろしくお願いいたします!
新しい年を迎えるにあたり、年末に2020年をサラッと振り返ってみたのですが、
個人的な意味でも、会社としても、
「これまでに経験したことのないことが多くあった一年」だったと思います。
それは皆さんも同じかと思います。
一月の時点では、まさかこんな事態になるとは思いもしませんでした。
新型コロナウイルス感染症、という言葉をニュースで初めて聞いたのが一月の終わり頃だったと思いますが、まだその時点ではこの病気の恐ろしさを知りませんでしたし、新たな契約のため、お取引先へ出向いたり、お客様とお打合せをしたりと、いたって通常営業でした。
二月半ば、SNSにて、一般社団法人ウエディングミュージックコンサルタンツ協会(以下wmca)様のことを知りました。
「ウエディングミュージックアドバイザー」という検定が数日後に東京で行われると知り、居ても立っても居られない気持ちになり、東京まで飛んで行きました。
東京で受検させていただいた際に、wmcaの岡村さん、夏目さんと初めてお会いすることができました。
この出会い、私にとってはとても大きな出来事でした!
ブライダル業界では有名なお二方ですので、敢えて私が説明することもないのですが、
2020年は、本当に、wmca様・ブライト様の活動によってたくさんの気づきを得たり、勉強をさせていただいたと思います。
二月以降、定期的に行われたオンラインでのミーティングやウェビナー、オンラインでの勉強会に何度も参加させていただきました。
ブライダル音響に携わる人たちやウエディングに関わる人たちとの交流の場を与えていただいたことで、大変刺激になりました。
2020年の私の活動を支えてくださったと言っても過言ではありません。
二月の後半には、大規模なライブの開催にあたって賛否両論が巻き起こったりしていて、このあたりから、「どうも今までの感じとは違って、長引きそうだな...」と、鈍感な私でさえ危機感を感じ始めました。
三月に入り、婚礼の延期やキャンセルのご連絡が相次ぐようになりました。
音響という立場上、決定したことに関してはどうすることもできないですし、つらいご決断をされた新郎新婦様のお気持ちを思うと、何のお役にも立てない自分がただ悔しく、歯がゆい思いになりました。
四月八日には緊急事態宣言が発令され、私が在住している大阪も、外出自粛、ステイホーム期間に入りました。
三月から四月前半にかけて数件の婚礼を担当させていただきましたが、緊急事態宣言後、当然、結婚式やイベントは0件。
この状態が六月まで続きました。
そんな中、五月半ばには、配信事業、「オンラインウエディングプロジェクト」をスタート。
四月から計画としてはあったのですが、
実は、個人的には、オンラインウエディングってどうなんだろう?という気持ちが少なからずありました。
やはり実際に会ってお祝いしたい・されたい、同じ時間を同じ空間で過ごしたい、と思うのは当然だと思いますし、「リモートでの結婚式」になんとなく抵抗があるのも理解できます。
それに、私自身、配信の経験がこれまでになかったため、配信に必要な機材を揃え、その勉強から始める必要がありました。
お客様にご満足いただけるサービスが提供できるのだろうか、という不安も少なからずありました。
そんな中でのプロジェクト始動...
これは当社にとっても大きなチャレンジでした。
でした、と書いていますが、現在進行形で、チャレンジを続けています。
五月に、お客様のほうから、オンラインで海外にいる親族を招待できないだろうか、というご相談がありました。
初のオンラインウエディング実施については、別の記事でも詳しく書いていますので、お時間がありましたら読んでいただけたらと思うのですが、当社のオンラインウエディングプロジェクトは、お客様の願いを叶えて差し上げたいという気持ちからスタートした企画です。
六月にオンラインウエディング初施行。
その後、合同会社ツタエルの栗瀬様(ライブ配信のプロフェッショナルです!)とのご縁をいただき、栗瀬さんのバックアップの元、アーティストのライブやイベントの配信などに複数参加。
七月には婚礼も少しずつ動きが見え始め、新しい会場様の見学へお伺いしたり、施行を数件担当。
八月からは配信事業が本格的に動き出し、毎週のように週末は配信の現場でお手伝いさせていただきながら、スキルアップを目指しました。
シンガーソングライター・若林美樹さん(みきてー)のライブ配信を中心に、様々なアーティストさんの配信をお手伝いさせていただく中で、南堀江にありますライブハウス5th Street様とのご縁もあり、リモートでの中継を繋ぐなどの高度な番組制作にも携わりました。
「OBSって、何それ?」「"ATEM mini"って何て読むん?」と言っていた私(笑)が、現場でそこそこソフトや機材や使えるようになってきた九月、十月ごろには、婚礼の施行も少しずつ戻ってきて、半年ぶりぐらいに披露宴のオペレートをした時には、やっぱりこの仕事が大好きだ!と心から思いました。
配信の現場も同じぐらいやり甲斐がありますし、緊張感もあって楽しいお仕事ですが、私はやっぱり結婚式が好きなんだと思います。
十一月、スタッフ全員ブライダルで忙しい一日がありました。
朝からそれぞれが会場に向かい、私は私で、心をこめてオペレートさせていただきました。
夕方から夜にかけて、各会場のスタッフからの「無事お開きを迎えました」という業務報告を受けたとき、安堵するとともに、本当に私は人に支えられているなぁと、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
十二月も、配信のお手伝いが複数回ありました。
その際に、みきてーのクリスマスライブの本番中に、「配信女子 HITちゃん(ヒットちゃん)」が誕生しました。
(みきてー命名。生配信ではHITちゃんという名前で登場します。)
2021年は、2020年からのチャレンジを引き続き続けていきます。
婚礼でもこの配信の技術を活かして、さらにお客様にご満足いただき喜んでいただけるよう精進していきたいと、決意を新たにしている新年です。
最後に、HITちゃんデビューの配信動画のリンクを貼っておきます。
この時、実はカメラが音声を拾ってしまっており、失敗の巻だったのですが...アーティストのお二方の演奏とお歌が素晴らしいのと、マイク&ケーブル比べという実験的な面白い内容になっておりますので、ご興味がありましたらぜひご覧いただけたらと思います。