今日は、接客の話です。
お客様に対する姿勢として、礼儀正しさは絶対に忘れてはなりません。 だけれども、フレンドリーな態度でもありたい。というのが、私の接客に対するテーマです。
これまでに、お客様に丁寧に対応しようとしてなんだか言葉遣いも態度も堅苦しくなってしまい、かえってお客様に気を遣わせてしまったり気まずい空気を作ってしまったり、ということがありました。
私個人の経験で言うと、初めて経験したアルバイトがコンビニ店員でした。 当時十代の私にはお客様に対する姿勢として「丁寧であらねば」という意識があったため、金銭授受のたびにお辞儀をしたりしていました。 今思えば、金銭授受のたびにお辞儀はちょっとオーバーだし、そこまで丁寧にしなくてもな、と感じますが、そこのところのさじ加減がよくわかっていなかったんだと思います。 アルバイト自体初めてでしたから、接客のたびにドッキドキで、それがまた、堅苦しさやぎこちなさを生み出していたのかもしれません。
それ以降、経験したアルバイトや仕事はほぼ接客業。 でも、接客業のなんたるかを学んだことはなく、なんとなくの自分流でやってきてしまった...
そんな私の原点となったのが、ディズニーストアでの経験でした。

地元にディズニーストアができると知り、キャストに応募し運よく採用され、ブライダル業界に行くまでの2年間ディズニーストアで働きました。
お客様に対する姿勢は、ディスニーストアで学んだことがとても大きく、現在の自分自身を作っていると言っても過言ではありません。
ディズニーのホスピタリティとは、ゲストがどのような期待を持っているかを把握し、理解するとともに、その期待に応え、期待を上回るサービスを提供するというものです。
ディズニーランドに行くととても楽しくて、幸せな気持ちになれますよね。
ディズニーランドのキャストはほぼアルバイトだそうですが、ディズニーのホスピタリティ精神と気配りの精神があるからこそ、圧倒的なサービスでゲストのハピネスを生み出しています。
そこに行けばとても楽しくて夢のような気持ちになれる、非日常を提供する.....という意味では、ブライダルに通じるところもあります。
音響としては、会話の邪魔にならないぐらいの音量でかかるBGMだったり、
いいタイミングに、いい感じの音楽が流れてきたり、
ケーキが出てきたと思ったら音楽もしっとり落ち着くムードになっていたり、
というようなスパイスを、気づかれないぐらいの濃度でそっと注ぎ込み、空間に魔法をかける。
お打合せでは、音楽によって空間に魔法をかけることができますよ、ということをお二人にだけそっとお伝えして、会場やドレスのコーデにぴったりの音楽をフィッティングする。
その時の自身の姿勢は、あくまでも礼儀正しく、だけれどもフレンドリーに。お客様の心に寄り添う接客を。
ホッとしていただける雰囲気作りや、居心地の良さは重要。 そして、安心感と信頼を重ねていき、全てが結んだあかつきには、 「ゲストの期待を上回るサービス」ができたか、という問いを、自身に常に投げかけています。
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画像リンク元:Stan PetersenによるPixabayからの画像
2021/4/14