今日は、披露宴の音響オペレートを行う時に私が心がけていることを書きたいと思います。
いつも心がけていること、大切にしていること。
それは、
「イメージすること」です。

...司会のアナウンスが入り、照明が落ちる。
ほんのりと照らしたシャンデリアとブラケットの灯りがムードを高める。
扉口にスポットライトが当たり、ゲストの視線が集中する...
音楽が流れ、扉がオープン。新郎新婦ご入場。
場内は拍手に包まれる。
キャプテンの先導でゆっくりと歩き出したお二人を、スポットライトの光が追っていく。
お二人がメインテーブルへ到着し、一礼する時、音楽が一番の盛り上がりを迎え、場内の照明が明転する.....
照明は?
音楽は?
どのようにすればより良い演出ができるか?
頭の中でイメージすることで、もっと効果的な演出ができると考えます。
イメージは、1つではありません。あらゆるパターンを考え、準備します。
また、歓談中からケーキ入刀のセレモニーへ場面転換する時や、ご中座へ進むシーンも、曲を入れるタイミングで大きく雰囲気が変わります。
ケーキ入刀前から大きめで曲を流しておいて、ご入刀で音量アップ or サビから流す。
ただ、サビから始まる曲もありますし、曲の雰囲気によって流し始めるタイミングは様々。
お二人が選ばれたその1曲をもっと感動的に、素敵に演出するための方法を考え、イメージします。

ご披露宴のオペレートをしていると、突然何かをリクエストをされることがあります。
例えば、先日も、
キャンドルリレーの後にゲストの皆さんと一緒にブローアウトするというセレモニーがあったのですが、その際に即興で何か音楽をいれて欲しいと、ウェディングプランナーさんからご相談がありました。
当日、会場入りしてからのご相談でしたので、急遽、曲のご用意が必要になるわけですが、
何があってもご対応できるようにと常にCDを持ち歩いていますので、その中からチョイスし、
魔法のような「キラキラ〜⭐︎」という効果音の後、美メロの洋楽をサビから流しました。
キャンドルの光と音楽が最高の演出効果を担っていたと思います。
その時も、会場内の照明などをイメージして音楽をセレクトしました。
お二人が選曲されている曲たちから、お好みに合いそうな曲ってなんだろう?と想像した結果、大成功!
パーティーの後、プランナーさんからも「バッチリでした!」とお褒めの言葉をいただき、 お二人にご挨拶に行った際にも、「とても楽しかったです」と喜んでいただけて、翌日、お礼のメールまで下さいました。
幸せのお手伝いができたことをありがたく思いました。
イメージをする。これが、私がオペレートする際に一番大切にしていることです。